院長ブログ
予防接種について(2)
予防接種について(2)
前回は、一般的な予防接種についてのお話をしました。今回は、生後2か月からの予防接種について具体的にお話しします。
生後2か月というのは、1月5日生まれの赤ちゃんなら3月5日、5月11日生まれの赤ちゃんなら7月11日から予防接種ができるということです。2か月後の誕生日という言い方をする場合もあります。
生後2か月から受けることができる予防接種には、定期接種(自己負担金なし)として、肺炎球菌ワクチン、ヒブ(インフルエンザ菌B型)ワクチン、B型肝炎ワクチンがあり、任意接種(100%自己負担)としてロタウイルスワクチンがあります。肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチンは2013年4月から、B型肝炎ワクチンは昨年4月から定期接種になりました。
これまでは、予防接種のスタートは生後3か月の3種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳、破傷風)でしたが、いまではこれに不活化ポリオワクチンを加えた4種混合ワクチンが定期接種として生後3か月から受けられます。また、保健センターで生後5か月から受けるBCGもありますね。
ワクチンはできるだけ早めに打ったほうが良いのですが、ワクチンの組み合わせ、接種間隔、接種の期限などのルールがたくさんあり、スケジュールを立てるのが初めてのお母さんにはとても難しいと思います。予防接種を機会にかかりつけの先生を決めましょう。そして、そのかかりつけの先生と、早めに相談されるとよいと思います。
[2017-02-23]