• 外来医師担当表
  • 各種・健康診断
  • 予防接種・検診予約
  • 通所リハビリ

院長ブログ

4月から保育所に行く子どもさんをお持ちのお母さんへ、

例年、4月に入りしばらくすると、熱をだしたり、下痢や嘔吐で体調をくずす子どもたちが増えてきます。その中のかなりの割合を4月から保育所生活をスタートした子どもたちが占めます。その理由は、保育所で今までかかったことのない色々なウイルスによる病気をもらってくるからですが、新型コロナの対策のためか昨年は少なかった気がします。それでも、診察室でお母さんは、「何のために保育所に入れたかわからへん」となげき、おばあちゃんは「やっと、孫の面倒みんで済むようになったと思ったのに、前より大変や」とぼやくことになります。ひどいときは、元気になって保育所に行ったと思ったらもう次の日に熱をだすなんてこともあります。「コロナちゃうやろか?」、「今までこんなにもしょっちゅう熱ださへんかったのに、何か悪い病気ちゃうやろか?」と心配される家族の方もおられますが、いつかは罹る病気に今なっているわけで、保育所から連絡がなく、かかりつけの先生が何も言わなければ大丈夫です。


[2021-03-26]

新型コロナワクチンについて

ニュースでよく見る新型コロナワクチンの名前をご存知ですか?

ファイザー株式会社が販売しており、販売名を「コミナティ筋注」といいます。ニュースではポツポツ副反応のニュースが流れていますが、実際はどうでしょう。ワクチンも含めお薬が世の中に出るまでには治験といってある程度の人数のボランティアにお薬を投与してその有効性と安全性を確かめる試験が行われます。このコミナティでも販売前に国内で試験が行われており、添付文書(「コミナティ添付文書」でネット検索できます)にその成績が記載されています。

日本国内で20歳以上85歳以下の156例(接種群:116例、非接種群:40例)が参加した試験結果です。副反応についてだけ簡単に紹介します。接種部位の疼痛は接種当日から翌日にかけて出てきて、2日間くらい続きます。その頻度はワクチンを接種した人の8割程度で、日常生活に支障が出た方が2例(1.7%)おられました。その他の副反応は接種翌日に出て1日続く程度で、1回目より2回目の方が頻度は高く2回目接種後の副反応と頻度、そのうち日常生活に支障が出た頻度は次の様でした。疲労60%(うち3.4%の人が日常生活に支障が出た)、頭痛44%(1.7%)、筋肉痛16.4%(0%)、悪寒45.7%(1.7%)、関節痛25%(1%)、発熱38%(0.9%)。

この成績をみるとインフルエンザワクチンより副反応の頻度は明らかに高いように思えますが、個人をそして社会を守るために新型コロナウイルスと戦う唯一の武器であることを考えると許容すべき範囲ではないでしょうか。


[2021-03-02]

日本脳炎のワクチンの供給量が減ります

日本脳炎ワクチンを生産している大手のワクチンメーカーが製造上の問題を理由に今年の4月から製品の出荷を停止すると1月15日に発表しました。このために、日本脳炎ワクチンの供給量が昨年と比較すると4月~6月は昨年の4割程度、7月~9月は7割程度に減少します。厚生労働省からは、供給量が安定するまでは、3歳以降で受ける1期の2回接種を優先するようにとの通達が来ています。但し、定期接種で受けられる年齢(3回までは7歳半まで、4回目は12歳まで)が近づいてきている場合はその年齢をすぎないように接種することとなっています。
日本脳炎のワクチンはついつい忘れがちですが、一度、母子手帳を確認して抜けているようであれば、かかりつけの先生に相談してください。


[2021-01-29]

たまにはこんな話も

 

「そろそろブログの原稿を書かないと」と思っていたら、日本テレビの「スッキリ」ですごくいい話題が紹介されていたのでそのことを書こうと思います。いつも、病気やワクチンのことばかり書いているのでたまにはこんな話も・・・

子どもからサンタさんへの「こんなプレゼントください」のお手紙の話題だったのですが、一つ目は女の子がお母さんへの「いつも有難うという感謝の花束」をサンタさんにお願いしています。そして自分へのプレゼントじゃないのでサンタさんをだますことになってはいけないので、あらかじめママへのプレゼントということを言っておきます。というお手紙でした。

二つ目はこれも女の子から離乳食をはじめた弟へ「焼き芋」をプレゼントしたいとのお手紙。弟がサツマイモのペーストを一番喜んでたべるからとのことでした。

二人とも自分へのプレゼントではなくお母さんや弟君へのプレゼントのお願い、いい話ですよね。


[2020-12-29]

ワクチンの接種間隔のルールが変更になっています

9月末までは、不活化ワクチンの接種後6日以上、生ワクチンの接種後27日以上あけないと、次のワクチンはうてませんでしたが、10月1日からは、注射の生ワクチンの後に注射の生ワクチンをうつ場合は27日以上あけないといけませんが、それ以外の組み合わせの場合は間隔をあけずにうてるようになりました。

例えば、今まではBCGは保健所で、他のワクチンは診療所でうつ場合、BCGの接種日が固定されているため、ワクチンのスケジュールの変更が必要なことがたまにありましたが、これからはそのようなことがなくなります。また、インフルエンザのワクチンの時期に他の定期接種のワクチンが重なった場合もスケジュールの組み方が楽になります。

ただし、インフルエンザを2回うつ場合の間隔やヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンなど何回かうたなければいけないワクチンの接種間隔は決められた通りにする必要があります。

くわしいことはかかりつけの先生に聞いてください。


[2020-11-27]

新型コロナウイルスは子供にとっては風邪のウイルス

子どもさんが熱や咳が出た時、この時期ですから、「新型コロナだったらどうしよう」と心配される親御さんも多いと思います。そんな親御さんがちょっぴり安心できる話題を提供します。

第61回日本臨床ウイルス学会学術集会において、長崎大学大学院医歯薬学総合研究科小児科学教授の森内浩幸先生が「COVID-19(新型コロナウイルスで引き起こされる病気のこと)と小児」をテーマに講演されました。各国の新型コロナウイルス(ウイルスの正式名称:SARS-CoV-2)感染者の年齢分布のデータを示され、世界でも18歳未満のSARS-CoV-2感染者の割合は少なく(米国1.7%、イタリア1.8%)、無症候性(症状がないこと)のことが多いと話されました。日本においても20歳未満の感染者は割合も少なく、現時点での死亡例はないことをも報告。子どもにとってのSARS-CoV-2の危険性については、15歳未満ではCOVID-19よりもインフルエンザ肺炎の方が遥かに重症化しやすく、さらにこわいのがRSウイルス(特に乳幼児)であると述べられ、より注意すべき既存の感染症があることを強調されました。2歳未満や基礎疾患を持つ子どもではSARS-CoV-2は重症化のリスクとなりますが、それは風邪でも同様であり、SARS-CoV-2は子どもにとっては基本的に風邪のウイルスであると話されました。


[2020-10-30]

こどもの便秘

「小児慢性機能性便秘診療ガイドライン」によれば、便秘とは、便の回数が週に3回より少ない、便が5日以上でない日が続く場合と定義されています。ただし、毎日でていても、便がでる時に痛がったり、肛門がきれて血がでるような場合、少量の便が頻繁にもれでる場合も便秘とされています。

便秘のために、治療が必要な状態を「便秘症」といい、こどもでも珍しいことではありません。一般的に10人に1人くらいの頻度とされていますが、横浜市での3~8歳のこどもを対象としたアンケートでは15~20%が便秘症の症状があると答えています。

便秘症はきちんと治療しないと、腸に便がたまることで水分が吸収され硬くなり、痛くて出せないため我慢することでますます便がたまる。便がたまることで腸が拡大し便意を感じなくなり、便を出さないためにますます便がたまる。などの悪循環がおき、非常に治りにくくなる場合があります。便秘かなと思ったら、早めにかかりつけ医に相談してみてください。


[2020-09-25]

10月1日からロタウイルスワクチンが定期接種になります

 

いままで生後2か月から任意接種で、お金を払って接種していたロタウイルスワクチンが今年の10月1日から定期接種となり無料になります。ただ対象となるのは8月1日以降に生まれた赤ちゃんだけで7月31日以前に生まれた赤ちゃんは残念ながら無料にはなりません。接種の時期など詳しいことは「厚労省 ロタ ワクチン」で検索すると出てきます。

ロタウイルスは短時間に起きる激しい下痢を主症状とする胃腸炎をおこし脱水症になる危険性があります。このワクチンを接種すると、すべてのロタウイルス胃腸炎を80%予防し重症の胃腸炎に限るとその予防効果は約95%とされています。

ロタウイルスワクチンには他のワクチンにはない腸重積という副作用があるとされています。腸重積は口側の腸が肛門側の腸にはまり込んで腸閉塞をおこす病気でワクチンを飲んでいない赤ちゃんでもおきる病気です。したがって、ワクチンが原因でおきたのか自然に起きたのかを区別するのは難しいのですが、自然発症の腸重積に比べ月齢が低いこと、1回目のロタウイルスワクチン接種から7日以内に起きている場合が多いことなどから関連性があると考えられています。気になる頻度ですが、ロタウイルスワクチン10万回の接種で3.1~4.2人の腸重積が報告されています。

ロタウイルスワクチンは生後6週から受けることができますが、ヒブや肺炎球菌、B型肝炎ワクチンなどと一緒に生後2か月で接種するのが一般的です。ワクチンのスケジュールに関してはかかりつけの先生とよく相談してください。

 


[2020-08-25]

新型コロナウイルスの感染者が増えています

 

先月のブログを書いている段階では感染者数は東大阪市では0が続き、大阪府全体でも一桁台でしたが、ここ最近どんどん増加し、東大阪市でもクラスターが発生しています。増加傾向が見られ始めたときに行政がもっと何かできなかったのかと歯がゆい思いを持っておられる方も多いと思います。しかしながら、今後この新型コロナウイルスはインフルエンザウイルスと同様に毎年流行を繰り返すウイルスになると言われており、これからは自分で自分の身を守っていかねばなりません。

自分の身を守るためにはどうすればいいでしょう。まず一つ目は飛沫感染の危険性が極めて高いテレビなどで報道されているクラスターが発生するような場所に行かないことです。高齢者や持病のある、いわゆる重症化の危険性が高い方は絶対に近寄ってはいけません。

次に接触感染を防ぐため、手指の清潔を保つことです。そのためには、こまめに石鹸と流水で手指を洗うこと、外出先で手洗いが簡単にできない時はお店や駅などにおいてあるアルコール(厚生労働省のホームページには60%以上の濃度とあります)を含んだ手指消毒薬をこまめに使用することを心がけてください。

手指消毒薬が置いていないお店もありますし、消毒薬の内容がわからないことも多いので、アルコールを含む手指消毒薬を常に持ち歩く方々も増えてきています。最近ではアルコール濃度を表示した手指消毒薬も手に入りやすくなってきたので、人混みに行くときはマスクと一緒に手指消毒薬の携帯を実行されてはいかがでしょうか。


[2020-07-27]

新型コロナウイルスについて復習しましょう

 

患者数も少なくなり、県をまたぐ移動も解禁され、なんとなくもう大丈夫感が漂い始めた今日この頃ですが、ポツポツとクラスター(集団発生)が発生するなど、新型コロナウイルスはまだまだ、周りに生き残っています。そこであらためてこのウイルスについて解説してみます。

このウイルスは正式にはSARS-CoV-2と命名されており、以前に爆発的流行をし、極めて致死率の高かったSARSの近縁ウイルスであることが分かっています。

このウイルスの感染経路はインフルエンザとおなじく、飛沫感染と接触感染の二つです。

飛沫感染はお互いに十分な距離が取れない状態で会話や咳・くしゃみなどでウイルスが目・鼻・口から直接侵入することで感染することを言い、接触感染はつり革やドアノブなどについた感染者の飛沫を手でさわりその手で目・鼻・口を触ることで間接的に感染してしまうことを言います。

マスクをすることで自分が感染者の時は、飛沫をとばすことを防ぎ、飛沫感染、接触感染の原因となることを避けることができます。自分が健常者の時は、感染者からの飛沫を防ぎ、顔を触らないことで接触感染も防ぐことができます。

ただ、マスクだけでは不十分です。感染から身を護るためには飛沫を浴びる状況いわゆる三密(例えばマスクを外す不特定多数の飲食の場など)をさけ、顔を触る場合は手を清潔にしてから、あるいは清潔なハンカチなどを使用することが重要です。飛沫感染の場面に出くわすことは、多くの場所で対策が取られており、現状では、ほとんどないと思いますが、接触感染は常に可能性があります。コロナに感染した男性を直接接待した女性は感染せず、男性が座ったソファーにすわってスマホを操作していた女性が感染した事例もありましたね。くれぐれも顔をさわるときは用心してください。


[2020-06-22]
« Older Entries