院長ブログ
大阪で麻しん(はしか)がはやっています
すでに、テレビや新聞で報道されているのでご存知でしょうが、大阪で麻しんが流行しています。大阪府感染情報センターから「大阪府内の麻しん急増に関する情報」が発表されており2月28日付の情報では、「大阪府では2018年末から麻しんの報告が続いており、2019年に入り増加している。2019年第1週~8週までに府内18保健所から計96例の報告があった(2019年2月24日現在)。」とのことです。東大阪市からも2月6日に2例、2月19日に1例の報告がありました。96例の中にはワクチンを2回接種されているにもかかわらず発症した方もおられますが、いずれも軽症であり、この方たちからうつった方はいないことから、ワクチンを2回接種することが病気の軽症化と流行の拡大を防ぐために重要であることがあらためて明らかになりました。
大阪府感染情報センターによると「大阪府は国内外の観光客も多く、今後、春休みなどで人の往来が活発な時期を迎えることを踏まえると、今後も麻しんの免疫が充分でない者が、麻しんウイルスに感染するリスクがある。定期予防接種の徹底に加え、医療従事者、教育関係者、また、空港・ホテル・百貨店・娯楽施設などで不特定多数と接する機会がある者は、特に麻しん含有ワクチンの接種を含めた対策が重要となる。」としています。
[2019-03-01]