院長ブログ
ワクチンの定期接種と任意接種の違い
定期接種のワクチンは「予防接種法」という法律で決められたワクチンで現在10種類あります。決められた期間に接種するよう定められており、その期間に接種すれば費用は無料です。一方、任意接種のワクチンは国の認可は受けていますが、先ほどの「予防接種法」には定められておらず、費用は原則個人負担です。また、ワクチン接種によって副反応が起きたときの補償が定期接種の場合の方が手厚いという違いもあります。
任意接種のワクチンとしては現在、ロタウイルスワクチン、おたふくかぜワクチン(ムンプスワクチン)、インフルエンザワクチンの3種類がありますが、いずれも効果と安全性が十分確認されており、定期接種ワクチンと同様、小児科学会が推奨するワクチンスケジュールに含まれています。
おたふくかぜワクチンに関しては、おたふくかぜの合併症として1,000人に1人の割合でおきる難聴を予防することが知られており、接種を希望される方が増えてきています。小児科学会が推奨するワクチンスケジュールでは、1歳と年長さんの2回接種が推奨されています。詳しくはかかりつけの先生とご相談ください。
[2019-07-09]