院長ブログ
いくつになっても注射は嫌い
予防注射に来る子供たち、赤ちゃんの時は注射の時だけ泣きますが、3歳の日本脳炎の予防注射の時は診察室に入る前からほぼ100%ギャン泣きします。年長さんの時にするMRワクチンの頃になると診察室には入るものの「チョットまって」が半分くらいいますかね。その後年齢が大きくなるにつれて注射をなかなかさせてくれない子どもさんは減ってきますが、小学校高学年での日本脳炎の追加接種のときも稀に「チョットまって」さんがいます。最近、インフルエンザの予防接種に来られた18歳の女性が怖いと言ってお母さんに抱きしめられた状態で注射をしました。この方が私の経験上注射イヤイヤの最年長だと思います。一方、全然平気だった最年少は3歳前のインフルエンザ予防接種できた男の子が2回とも全然平気でした。
まあ注射が嫌いなのは大人でも一緒ですが、注射が嫌いなのは「痛い」からではなく「こわい」からではないかと思っています。ヘビがこわい、雷がこわいと同じことではないでしょうか。最近、男子中学生の注射嫌いに「注射するところを見とき」と言って見させておくと「痛くなかった」と言ってました。「いやなことでも直視しないといけないことがあるんだ」と柄にもなく人生訓を垂れてしまいました。
注射嫌いの方一度するところを直視してみてはいかがでしょうか。
[2025-01-21]