院長ブログ
みずいぼについて
みずいぼについて
プールの季節が近づくと「みずいぼ」の相談が増えてきます。「取るか」「取らないか」が悩ましいところです。
ネットでの726名の医師を対象にアンケートしたところ、「基本的に摘除」「どちらかと言えば摘除」の「取る」派が42.1%、「基本的に保存療法」「どちらかと言えば保存療法」の「取らない」派が37.1%と差がありませんでした。診療科別では、小児科(66人)は「取らない」派の割合が6割以上と多く、皮膚科(42人)は「取る」派が8割近くを占めていました。結局のところ「どっちなの?」ということになりますね。
取らないといけなくなる一番の理由は「プールに入れない」ということだと思いますが、これに関しては、日本小児皮膚科学会が「「みずいぼ」はプールの水ではうつりませんので、プールに入っても構いません。ただし、タオル、浮輪、ビート板などを介してうつることがありますから、これらを共用することはできるだけ避けて下さい。プールの後はシャワーで肌をきれいに洗いましょう。」という統一見解を出しています。
結局のところ、保育園や幼稚園、学校が「みずいぼ」とらなくてもプールに入れますと言ってくれて、お父さん、お母さんもうつってもしかたないなと思ってくれれば、子どもさんが痛い目をしなくて済むようになるんですがね・・・・
[2017-06-22]