院長ブログ
インフルエンザワクチンについて
今年もインフルエンザの流行期を迎えようとしていますが、ワクチンの接種はお済でしょうか。インフルエンザが怖いのは、子どもではインフルエンザにかかると「インフルエンザ脳症」という生命を脅かしたり、命を取り留めても後遺障害が残る合併症が、ある一定の割合で起こることがあげられます。最近ではインフルエンザの治療薬がいくつもありますが、インフルエンザの治療薬を使用してもこの「インフルエンザ脳症」を治すことはできないことが知られています。ではどうすればということですが、現時点ではワクチンをして手洗いなどの予防をすることでインフルエンザにかからないようにするしか方法はありません。もちろんワクチンを接種したらインフルエンザに100%かからなくなるわけではありませんが・・・
大人の場合も、65歳以上または喫煙者、糖尿病・喘息・心疾患・腎臓病患者さんは肺炎などの合併症の危険性が高く、ワクチンを接種することが最善の予防策であるとされています。
でも、注射は痛いから、確かに。そういう方に朗報です。まだ、しばらくかかるとは思いますが注射ではなく鼻炎のお薬のように鼻に噴射するだけでいけるワクチンが開発され近く国へ申請がされるとの事です。ただし、今シーズンには間に合いませんから、子どもさんや65歳以上の方は、健康でも、痛いのを我慢してワクチン接種をしましょう。
[2019-11-18]