院長ブログ
呼吸困難(息苦しい)について
今日は、呼吸困難(息苦しい、息がしにくい)についてお話しします。呼吸困難はいわゆる「自覚症状」といって患者さんが「息がしにくい、息ができない」と訴えられて初めてはっきりする症状です。ですから、小さな子どもさんや赤ちゃんの場合は、まわりの大人がきづかないといけないわけです。呼吸困難をおこす病気としては、RSウイルスでおきる細気管支炎、気管支ぜんそくの発作、クループなどがありますが、いずれの場合も下の図のような症状が認められます。機嫌が悪い、寝かそうとすると起きてくる、ゼーゼーいっているなどの上の図のような症状があれば、服を脱がせて、下の図のようなことがおきていないか見てみてください。例えば子どもさんに気管支喘息があって何回か経験されていれば、お家で様子を見られるかどうか判断できるかもしれませんが、はじめての呼吸困難であれば、休日・夜間でも医療機関を受診してください。
[2018-06-27]