院長ブログ
忘れがちな3歳以降の予防注射
赤ちゃんの時の予防注射は間隔も短く、風邪なども引きにくいので予定通りに行くことが多いのですが、3歳から接種する日本脳炎からついつい忘れがちになってきます。
3歳以降の定期接種の主なものは3歳で2回、4歳で1回、9歳から1回の計4回接種する日本脳炎ワクチン、小学校入学前の1年間で接種するMR(麻疹・風疹)ワクチン、11歳からのDT(二種混合)ワクチンと前回とりあげたHPVワクチンの4種類です。
日本脳炎ワクチンは昨年供給不足のために打てなかった方もおられると思います。現在もまだ不足気味ですが、供給は徐々に回復傾向にあります。最初の3回を第1期と呼び、7歳半までは定期接種ですので、母子手帳を確認してかかりつけ医で打つようにしてください。9歳からの接種は第2期といいますが、こちらは13歳の誕生日前日まで定期接種です。
MRワクチンは1歳で1回打っていますが、就学前つまり「年長さん」の4月1日から次の年の3月31日までの間に2回目を打たなければいけません。現在「年長さん」でまだ打っていない方は3月31日までに必ず打ってください。
DTワクチンは主に破傷風の予防を目的に接種します。交通事故や災害など万一を考えると打っておくべき予防接種です。13歳の誕生日前日まで定期接種で打つことができます。注射液の量が0.1mlと最も少ない予防注射です。
[2022-01-13]