院長ブログ
卵アレルギーと予防接種
ワクチン製造過程で卵そのものを使用しているインフルエンザワクチンに関しては、ワクチンに微量の卵由来成分が残存しているため、アレルギー症状が稀におきることがあるので、卵アレルギーの人は接種要注意者になり、私も含め、多くの医師が、卵を食べて症状が出たことのある子どもさんや、検査が陽性で卵をたべたことがない子どもさんにはインフルエンザワクチンを接種しないのを原則としています。
一方、MRワクチンや、おたふくかぜワクチンはニワトリ胚細胞を使っており、卵そのものを使っていないので、卵アレルギーがあっても接種が可能ですし、子どもたちが打つことになっているその他のワクチンも製造過程に卵を使用していないので、接種可能です。
[2019-05-10]